爆発まで残り5分となりました
「……ひとりぼっちなのかなって、勝手に思い込んでたんだ」
三人はぎょっとした様子ではなく、ただただ真剣に、私の話を聞いてくれた。
「皆、本当に、私を仲間って思ってくれてるのか。不安で……仕方なかった」
私は、"あの日"以来、人を信じられなくなった。……信じれば、裏切られると思ってきた。
本当に裏切らないかを見極めるまでに、何年もかかった。だから……──。
何年も、かかってしまうから……
「信じられなかった……。怖くて、裏切られるんじゃないかなぁって。
…………"声"の、言う通り。今の自分が許せない。……ちゃんと信じられなかった自分が、本当に憎い……っ」
私は弱くて、泣き虫で。
そんな自分が、──本当に嫌いだ。