爆発まで残り5分となりました
時刻は九時過ぎ。宿題も終わって疲れた私は、パジャマを着てベッドにダイブ。
体が沈んでいくような感覚。徐々に眠気に誘われ、視界がぼやけていく。
ハチマキの事は、明日になってから考えよう。頭を使いすぎるのもよくない。
明日になってからでも……いいか。
今日もこうして、一日が終わるんだと、ふっと目を閉じた。
その時───────
ピロリロリ。
ピロリロリ。
ピロリロリ。
突然、頭の後ろで携帯の着信音が鳴って、私の体がびくりと跳ねた。
何?また柚希から?
さっき、おやすみって返したばっかりじゃない。それとも違う人から?
受信メールを見てみると、一件通知があった。柚希からだ。