年下でもいいですか？
みんな長谷川が別れたことをネタに、
マイペースに飲んでいる。

「繁知ってたん？」

「まぁな」

「俺は薄々ってとこ。
良く残業してただろ？
おかしいなーって思ってさ」

「お前ら人のこと笑ってる前に、
野崎に彼女ができたことに突っ込めよ！」

「え？
俺知らないけど？」

「最近やもん。
お前は色々あったし、ハセは別れたばっかだろ。
いっちー絶対笑うしさ。
言えるわけないって。

でもなんでハセが知ってるん？」

「お前な、隠すなら会社前の喫茶店のそれも窓際！
そこでニヤニヤしながら可愛いこと話してたら誰でもわかるぞ？」

そのまま野崎が攻撃に合い、
今度みんなで食事にでも行こうとの話しになった。

市川の奥さんは未来ちゃんが目を擦り始めたので、
先に帰るねと帰宅したが、きちんと朋ちゃんが負担にならない程度に、片付けていってくれた。

ありがとう市川嫁！
そして散らかすな夫よ！

俺の目がそう見えたのか、朋ちゃんが笑ってくる。

余り飲みすぎても明日に響くのでお開き状態になったときに、
朋ちゃんがお茶漬けを持ってきてくれた。

それも焼いた鮭がそのまま乗ってるが、しっかり骨も取ってある。

細かい気配りのおかげで食べやすく、美味しかった。
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