年下でもいいですか?
何をやってんだよ俺は!!!
と、スマホで近くの飲食店を探していたら、
「あの。
課長ですよね?」と声をかけられる。

ドキッとして顔をあげると、入江さんが来ていた。

以外にも彼女も白で統一された清潔感のあるワンピースにカーディガンで来ていた。
差し色は薄いグリーンだけで、彼女らしかった。

少し下を向いているので表情はよく分からないが、
時間を見ると19時前だった。
どう声をかければいいのかわからなくなり、
「変かな?」と聞いてしまう。

「いえ。
課長はお若いので良くお似合いです。
会社ではスーツなので、今日もスーツのままかと...
私の方が合ってませんよね。」

「そんなことないよ。
会社って女性は制服だし。
えっと...」

「無理しないでください。
あまりお洒落とか興味なかったので、
なるべくおかしくないようには選んだんですけど。」

「大丈夫だよ。
ジャージでも全然平気!」

クスッと笑われてしまい、
正直に今日行く店が決まってないことを話した。
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