年下でもいいですか?
部屋に入り先生に勝訴おめでとうと言われる。
誰かが連絡をしたらしい。

お礼を言い、いつ退院できるか聞く。
すると、以外にも明日でもいいわよと言われる。

キョトンとしていると。
「彼女の精神状態を考えたら、法廷に出すわけにはいかないし、
ここまで引き伸ばすの大変だったんだから」

「え?」

「言葉は直っていくと思うわ。
多少残るかもしれないけど。

注意点は前とおなじなんだけど、
彼女がしたいと思うことは極力させてあげて。
ただし無理はさせないこと。
暫くは有休取れてる内に、家では安心して良いってことを教えないとね。

まだ過剰に反応することもあるけど、
意識もちゃんとしてるし、普段の生活だけなら大丈夫だと思う。

一人になったときがまだちょっと心配だけど......」

「会社から夕食の催促でもします」

「そうね。
何かしているときは落ち着くみたいだから良いかもね。

会社の方はまだダメよ。
通院しながら、徐々に外に連れ出して様子を見ながら...って感じかしら」

「買い物などは?」

「最初は二人でのがいいんじゃない?
だんだん一人で行けるようになると思うわ。

近いのか聞いたら、近いって言ってたし。

薬だけは時間に飲ませるようにしてね。
ここでもちゃんと飲めてるから心配いらないとおもう。」
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