年下でもいいですか?
「本当に頑張ってたのよ?
発声練習も欠かさなかったし、筋力が落ちてるから、少しリハビリもしたんだけど、
一杯人がいることに最初は怖がってたんだけどね、
それでも歩く練習も欠かさなかった。

あれだけ意志が強ければ良いとこもあるけど、
頑張りすぎちゃうみたいだから調整してあげないと。

で?
明日退院する?」

「いいんですか?」

「いいわよ。
退院手続き済ませとく?」

「はい!」

書類をもらい書き込んでいく。
すべて書き終わったところで、今から教えにいってきます。
というと、掃除はしたの?と笑われる。

帰ってすぐにします!
と急いで朋ちゃんの病室に戻る。

「明日帰れるって!」

「おんと?」

「ほんと。
要らないものはもって帰るよ。」

指を指された場所を見るとある程度荷造りがされている。

「知ってたの?」

首を降り、いつでも帰れるようにはしていたと言う。

「じゃぁこれ持っていくね。
ついでに買い物もしておくよ。
買うもの紙に書いてくれない?」

紙とペンを渡すと、結構な量の買い物に、少しビックリした。
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