年下でもいいですか?
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「今日は助かったよ」

「これ、からは、課長、って呼ばないと」

「一応。
仕事どうする?
あんなんだけど、みんないい奴等ばかりだし、
今月中は半日にするつもりでいるけど。」

ちらっと繁ちゃんを見ると、
にこにこ笑っているので、
「明日からお願いします」といい、
早めの復帰となった。
それに合わせて繁ちゃんも早めの休み明けにするらしい。

帰りは車だったが、怒ってないのかなぁとチラチラと見る。

「怒ってないよ?
まさかあの部屋があんなにきれいになるとは思わなくてさ。」

「紙、だらけ、だったから。
他にも、あったら、無理!
明日から昼までだけど......」

「俺はフルだなぁ。
休み明けは大体一時間は残業確定。
俺は土曜も出るけど、朋ちゃんは休みだから。」

「いいのかな?」

「3月から通常勤務だけど、お昼どうする?」

「私、お弁当にしようかな?」

「なんで?
食堂来たらみんないるよ?」

「あそこ、食堂まで遠いし。
まだ、大勢の前、はちょっと。」

「そっか、じゃぁたまには俺にも弁当つくってよ。
自慢するから。
外に行くときはどうしても食えないか外になるから、
確実なときだけ」

「わかった。
今日、スーパー寄って。
また、しばらく分、買うから。」
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