年下でもいいですか?
「仕事の方はどうなんだ?」

「まぁ、頼んだことはやってくれる今時の子って感じかな」

「まぁ、一応見ておくけどさ、昨日のあれ言ってあるのかよ」

「瀬戸か...あのバカには言っておいたから今日謝りに来るんじゃないか?
それと、野崎一旦一課だって」

「一旦て?」

「海外事業部の方に行くらしい。
一人向こうに行くから、それまでこっちだって」

「先に行かせればいいのに」

「むこうさんにも事情があるんだろ。
あいつ英語の他にフランス語も出来るからな、
それで決まったらしい」

「出世コースまっしぐらだな。
俺は英語までだ」

「俺もだよ。
なんとかだけど。
でも、あんまり集まれなくなるな」

「でかい休みがあるだろ?」

「だな。
恐怖の始業だから行くか」

その後の始業で、長谷川が言っていた意味がわかった。
天然なのか木村さん系なのか、俺にも無理だが仕事は真面目にやっているのでよしとしよう。
ただ、途中の化粧室行きがかなり長い。
今まであまり気にしていなかったが、
女性はそんなに長かったかなと改めて思う。
< 191 / 234 >

この作品をシェア

pagetop