年下でもいいですか?
「お呼びでしょうか?」

「うん。僕が有休中に配属になったそうだから、挨拶をと思ってね。」

「あ、失礼しました。先週3課から配属になりました入江 朋子と申します。
宜しくお願い致します。」

「こちらこそ 宜しく。
なんだか歓迎会を断ってると聞いたんだけど?」

「はい・・・」

「理由聞いていいかな?」

「特にありません。急な事で覚えることも多かったもので・・・」

「いや、そうなら良いんんだ。
仲良くやっていけそうかな?」

「はい。大丈夫です。
ご心配していただいて有難うございます。」

ペコリと頭を下げる彼女に、何故か俺は見とれてしまった。

何が?と言われれば容姿も特に秀でている訳でもなし、
仕草の一つ一つが何故か印象に残って、
はにかむ笑顔が可愛いと・・・

「あの?他に何か?」

いやいや俺!
しっかりしろ俺!!
年上だぞ?
関係ないか?
何考えてるんだ俺!!!

「他になければ失礼致します。」

「あ、あぁ。済まなかったね急に。」

「いぇ。失礼します。」


立ち去る彼女の後ろ姿を見送ってから半日
やっと昼休み。
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