年下でもいいですか?
昼に社員食堂に行くと、部所は違えど友人たちが居る。

長谷川と行くと案の定全員揃ってた。

「土産預かってるからあとで分けるな」

「「ありがとな!!!」」

「未来ちゃんの土産はぬいぐるみにしたんだが・・・
女の子の物は解らなくてさ。」

「十分だよ。ありがとな。」

唯一結婚している市川 吾郎(31)
2歳の娘が一人 只今絶賛溺愛中!!!

もう一人は野崎 雄司(26)
関西出身
年下だが馬が合う、面倒見の良い奴。
そして情報通。

「そー言えばお前噂んなってんぞ?」

「なに?」

「まず、1課のあかりちゃんが[挨拶したのにつめたぁぁぁい!!!]だって。何かしたん?」

「挨拶しただけだけど?」

「ふーん。まあいいや。で、次!」

「何だよ。」

「受付の美女二人。えっと、希美(のぞみ)ちゃんと静香ちゃん。
受付前通ったらキャーキャーお前の話でかい声で話とったで。
どんだけモテるんや。」

「モテてないよ。告白とか全然ないし。」

「言って貰いたいんだよ。女は。」

「長谷川みたいにモテる男が言うと似合うな。ハハハ」

「好きなやつとかいないのかよ?」

ついつい彼女の事が頭に浮かんで、味噌汁こぼしそになった・・・
なんでだ?
ま・さ・か・・・の一目惚れ?
いやいや。
いやいや今までそんなの無かったし。
でも適当に付き合って来た気もしないでもない・・・

「おーい!聞いてる?」

「ん?あぁ・・・」

「あ!これは居るな?誰なん?」

「居ないって。さて仕事に戻るか。」

「今度ゆっくり聞かせて貰うからなー」

はいはいっと手を振りながら逃げる。
逃げるに限る。
俺さえ分からないんだから・・・
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