年下でもいいですか?
部所に戻る途中「なぁ、ほんとに誰もいないのか?」

「長谷川、しつこい!
俺だって彼女ほしいさ。
ただ、年齢考えるとさ、結婚考えて付き合いたいし。」

「だよなぁ~。俺も結婚したいけど今の彼女じゃ考えられないし。」

「何で?良い子じゃん。」

「彼女に言うなよ?」

「あぁ・・・」

「重いんだよ。
結婚してしてオーラがさ。」

「そんなもん?」

「まぁな。
あからさまに分かるとさ、正直キツイよ。
俺の気持ちは?って思うし。
…んじゃ、俺外回り直帰だから。」

「解った。頑張れよ。」

「おぅ!」

その日の午後目の端にチラチラ見える彼女にドキドキしながら復帰一日目を終え自宅に帰る・・・

その前にスーパー寄らないと。

男の独り暮らし。
いつの間にか釣りの趣味から始まった料理が日課となってしまった。

疲れたときに[お帰りなさい]って料理作って待ってくれてる人が居たら・・・

って俺!!!

久々の出勤だったから疲れてんんだ。

そういい聞かせて買い物を済ませ、レジに並ぶと、
目の前に彼女が・・・

う・・・運命なのか?

「あ、お疲れ様です。」

「お疲れ様。
えっと、ここのスーパーって事は近いの?」

「はい・・・
歩いて10分位です。」

何聞いてんだ俺!!!

「遅いから送ってくよ。」

言っちゃった・・・
変に思われ無いかな?
とか考えててると

「近いので大丈夫です。有難うございます。
じゃぁ、お先に・・・」

「気を付けて。」

あぁぁぁぁ
何か振られた気分。
ちょっと落ち込むな。

スーパーを後に自宅に帰り、いつものように1人晩酌をして風呂に入って寝る。

それきり溜まってた仕事が忙しく、1週間二週間と過ぎ…
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