セツナ恋
こうして班決まったのはいいんだけど
バスの席がなかなか決まらくて女子だけ後回しで、責任もなぜか私になった。

「金谷!決まったら委員の坂口に渡しといてくれ!」
「わかりましたー」

キーンコーンカーンコーン

「これで今日は終わりだからみんな気をつけて帰れよー」

「まりあ坂口くんに渡さなきゃじゃん。こわそー」

坂口くんはいつも無愛想な感じで喋ってるとこを滅多に見たことない。でも見た目はすごいかっこいい。

「坂口くん!これ決まったんだけどいいかな?」
「俺にいいかなって聞かれても困るわ。まぁとりあえずありがとう」
「あ、ごめん。」

やっぱり無愛想だし怖い。
でもなんか声が落ち着く。
なんでだろ、まぁいっか。



ーそれから数日ー

お弁当食べてた時の話。
「あのさ、ちょっとここの女子いい?
マネージャーになりたいと思ってる子いたら男子バスケットボール部のマネージャーにならない?」


この話で私の高校生活は変わった。
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