悪魔くんとナイショで同居しています




「それはそうと柏崎さん。話しってなんなのかな?」



黒羽くんはまた悩殺スマイルを発動させた。



「あ……それはぁ」



頬をトマトの如く赤らめた柏崎さんと目が合った。



なに、なになにその反応?

ってゆうか柏崎さんが黒羽くんをここに呼び出したってこと?



「ちょっと……黒羽くんと二人で話したいなぁ、なんて」



うわぁ〜、ちょっとちょっとなんなのその笑顔!

頬を赤くさせちゃって、上目遣いまで駆使して……。

可愛い、可愛いすぎるよ柏崎さん。



ん?

待てよ……頬を赤くって、柏崎さんってばもしかして黒羽くんに好意があるの?

いやいやその人悪魔だよぉ?!



二人っきりになるだなんてそんなこと……危ないに決まってんじゃん!

柏崎さんが魔界に引きずり込まれちゃうかも?!



「やっ、その!私も黒羽くんに話しがあってさぁ……」



ごめん、柏崎さん。

告白しようとしてる所を邪魔して悪いけど……

これも貴女の安全のためなの。




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