悪魔くんとナイショで同居しています





なに……このお日様のような淡い光は。

もしかしてビーム?!

何か光線を放とうとしてるとか?!



いい知れない恐怖に身構えていると……

「あ……れ?何だか、痛みが引いてきた??」



それに加えて、いつの間にか鼻血も止まったみたいだった。

アーラが手を下げると、その淡い光は瞬く間に消えてなくなってしまった。



「いつまで突っ立てんだよ。さっさと住処に戻るぞ」

「えっ……うん?」



なに……結局さっきの光はなんだったの?!

とは思っても、恐ろしい呪いをかけられたのかもしれないし。



かと言って真実を確認する勇気はなくて、結局何も聞くことができなかった。



「奏ちゃん……それってさぁ、ヒーリングじゃない?」



後日さっそく次咲くんに話してみると、そんな聞いたこともないカタカナが返ってきた。



「ひーりんぐぅ?あっ、それってもしかして、お風呂の時に使う……」

「それはピーリングジェルね。僕が言ったのはヒーリング」



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