悪魔くんとナイショで同居しています
やだ?!
見られた?見られた?!
胸元を隠しながらうずくまる。
顔から火が出そうだ。
きっと耳まで真っ赤になっているに違いない。
「別にお前の貧相な身体になんか興味ねぇよ」
「んなっ……!貧相ってそんな……!」
そりゃあ、ちんちくりんだし貧乳だし、明らかに幼児体型だけどさぁ。
そんなにはっきり言わなくてもいいじゃないのぉっ!
勢い良く立ち上がり、文句でも言ってやろうと思ったけど……
瞬きをした一瞬で、アーラの姿が忽然と消えてしまった。
「あ、あれ……?」
ほんのさっきまで、ベッドで悪態をついていたのに。
また瞬間移動でもしたのかな?
「まぁ、お前にその気があるなら遊んでやってもいいけど?」
「えっ?!」
耳元にかかる吐息に驚いて振り返ると、薄ら笑いを浮かべるアーラが立っていた。
い、いつの間に背後に!?
「貧相でつまんないけど、暇潰しにはなるかな?」
「ひゃあぁっ……」
肩に手を回されたかと思うと、首すじに舌を這わされた。
気持ち悪いような、良いような……。
なんとも言えない感覚がゾクゾクする。