悪魔くんとナイショで同居しています
うぅ……今日はアーラが隣にいるせいか眠れない。
ってゆうか、また……言われるがまま隣に寝転んでしまった。
このまま断ることが出来ないまま、同じベッドで眠るってスタイルが定着しそうで嫌だ。
妙にドキドキしてしまうのは、アーラが怖いから。
寝相で殴っちゃうかもしれないし、蹴飛ばしちゃうかも。
そんなことをして怒らせようものなら……目覚めた時にはあの世にいたりして。
駄目だ!
ぜんっぜん寝れない!
「あっ……アーラ!」
「ん〜?何?」
すっかりハマってしまったのか、彼の手には漫画本があった。
……あのー、それ逆さまですけど。
やっぱり、字を読めてないんじゃないの?
「やっぱり私、床で寝るから!アーラがベッド使っていいよっ」
枕を抱いたままベッドを降りようとすると、アーラに腕を掴まれた。
や、やだ……。
怖いよ〜怖いよ〜……。