ガラクタ♂♀狂想曲
「こんな職業、俺に向いているのか。それとも昔の自分に戻ろうか。だけどそれは違う。だって昔の俺は、よかったのか」
「———デンちゃん」
「ショコちゃん。なんか俺、今日は力が抜けた」
「うん」
「どうしよっか。学校」
「サボっちゃおう」
この私がもしあなたの癒しになるのなら…、なれるのなら。
それもいいかと思う。
それでもいいかと思う。
守られるのじゃなく、私がデンちゃんを守ってあげる。