ガラクタ♂♀狂想曲
「きゃああァァァ、目が回る〜〜ぅ」
宴会でもパーティーでも、まあいいか。
なんか私、いまめちゃくちゃ飲みたい気分だし。
「酔う〜〜〜、ちょ、ストップ」
「だめー」
「デンちゃん揺らさないで、ストーップ!!!!!!」
のぼせとお酒ではしゃぐ、ちょっと危ない私たち。バスタオルに顔を埋めれば目眩みしそうで、頭がなんかヤバいほどかなりクラついてるし。ほんとふわふわしてる。
「ショコちゃーん」
「———やだ、デンちゃん?」
見れば裸のままベッドへダイブしていた。
「お布団が〜〜、ちゃんと身体拭いてからにしてよ、お布団濡れちゃうじゃーーん」
「ちゃんと拭いたー」
「拭けてないしーッ!てか髪の毛から雫がポタポタ…、ほらあー、デンちゃーん」
うつ伏せになって布団へ顔を埋めているデンちゃんの身体をゆさゆさ揺すっていると——、
「わかった。じゃあタオル貸して」
その腕を掴まれる。身を起こしたデンちゃんは、私の身体に巻き付いているバスタオルへ手をかけ、抱き寄せるように腰へ手を回した。
「もう。横着なんだから」
なんとも器用にそこで頭を拭いていたデンちゃんだけど、ふざけて頭をぐりぐりと擦り付けてくる。
「ちょ、デンちゃん!ストップ!バスタオル取れちゃいそうだから!!!」
「取ってるもん」
そして緩んでしまったバスタオルが、はらりと足元へ落ちた。デンちゃんは、私のおへそに口付けてくる。