牡丹町の先生
やっぱり、1人で住める家探そうな..
ほとんど手のつけられていない自分の食事を見て、ふとそう思った。
そもそも、人と関わるのが苦手な私が男と二人暮らしとか、無理がありすぎるんだよ。
今まで"友達"と呼べる人達にすらちゃんと心を開けたこともないと言うのに。
「はぁ〜...」
あの時は、安く住める家を見つけられてラッキー!とか思ったけど、
よくよく考えたらラッキーでもなんでもないじゃない。
早速壁にぶち当たってるし。
何でも勢いでやって、後々自分の首を絞めてる事に気付き、
でも気づいた時にはもう手遅れで、窒息寸前まで苦しい嘘を重ねていく、って...
「いつものパターンじゃん」
何しに来たんだっけ、私。
ヤケになって卵焼きを口の中へ放り込んだ。