まるい顔がすき!
第2章 丸顔の初恋
「紗綾ー!起きなさい!!もう7時半よ!遅刻するわよ~」
「あと5分~...ムニャムニャ」
...ゲッ!7時半?!
や、やばい!
昨日の瀬原くんから言われたことが嬉しすぎて全然寝れなかった!そして目が覚めたらもう朝の7時半。遅刻だよ。トホホ...
鏡の前で、いつも以上に雑に櫛で髪をとかす。
...今日、髪あげて行こうかな。
ば、ばか!あたしのばか!
髪あげたら輪郭丸見えでしょーが!!
でも昨日、瀬原くんが可愛いって褒めてくれた。
やばいやばい、今思い返しても興奮する。
女の子って以外と単純なんだから!もう。
...って、どうしよう?!もう8時!完全に遅刻!!
「行ってきまーす!!」
「行ってらっしゃい!...あれ、あんた今日ポニーテールなの?珍しいわね」
お母さんが不思議そうな顔をしている。
「今日はそういう気分なの!」
いやそういう気分ってなんだよ!!言い訳が下手すぎて自分で突っ込んでしまった。
「ふふっ、あんたも遂に、恋してるのね♪」
「ちょっ!ち、違うわよ!!もう本当に遅刻するから!行ってきまーす!」
私は勢いよく玄関を飛び出した。
親には子どもの気持ちが何でも分かるんだなぁ...
って、感心してる場合じゃない。
走らなきゃ遅刻!も~きついよ~~(泣)
いつもの通学路、コンビニを曲がって2つ目の信号を左に行くと学校へゴール!!
なのに今日に限って信号が青にならないんですけど!
まだ1つ目の信号なのに!早く青になって~~!!
私が焦っている手前、2つ目の信号の所に同じ学校の制服を着た男子生徒がのんびりと歩いていた。
...誰だろ?ていうか走らないと遅刻するよ...
あ!やっと青!
走れ!走れ私!!(メロス風)
私はのんびり歩いている男子生徒の隣を走り抜けた。
「あれ、古賀じゃん何走ってるの?」
誰なのようるさいわね!...うわ、最悪。
「は、林!あんた走らなくていいの?遅刻するよ!」
こいつは高校1年から同じクラスの林 雄成(はやし ゆうせい)。小型犬のような犬顔で、可愛い顔してるから、女子に群がられてる。けど私はこいつが嫌い!何でって...
「お前、何でポニーテールしてるの?どうした?まーるいお顔が丸見えでちゅよ~~」
カッチーン。
「朝から人の気分を害するのはやめてくれますか?別にあんたに関係ないでしょ」
そう。こいつは何かと私をムカつかせてくる。
「髪、前のやつに戻せよ。ア◯◯◯マンかよ」
まって、こいつ本当にムカつく!!
「うっさい犬ころ!!話しかけてくるな!!」
私は林を置いて走った。
ひどい。コンプレックスのことを言われるのが1番辛いのに。あいつは何にも分かってない。分かってないよ。
早く瀬原くんに会いたい。
...また、可愛いって言ってほしい。
「あと5分~...ムニャムニャ」
...ゲッ!7時半?!
や、やばい!
昨日の瀬原くんから言われたことが嬉しすぎて全然寝れなかった!そして目が覚めたらもう朝の7時半。遅刻だよ。トホホ...
鏡の前で、いつも以上に雑に櫛で髪をとかす。
...今日、髪あげて行こうかな。
ば、ばか!あたしのばか!
髪あげたら輪郭丸見えでしょーが!!
でも昨日、瀬原くんが可愛いって褒めてくれた。
やばいやばい、今思い返しても興奮する。
女の子って以外と単純なんだから!もう。
...って、どうしよう?!もう8時!完全に遅刻!!
「行ってきまーす!!」
「行ってらっしゃい!...あれ、あんた今日ポニーテールなの?珍しいわね」
お母さんが不思議そうな顔をしている。
「今日はそういう気分なの!」
いやそういう気分ってなんだよ!!言い訳が下手すぎて自分で突っ込んでしまった。
「ふふっ、あんたも遂に、恋してるのね♪」
「ちょっ!ち、違うわよ!!もう本当に遅刻するから!行ってきまーす!」
私は勢いよく玄関を飛び出した。
親には子どもの気持ちが何でも分かるんだなぁ...
って、感心してる場合じゃない。
走らなきゃ遅刻!も~きついよ~~(泣)
いつもの通学路、コンビニを曲がって2つ目の信号を左に行くと学校へゴール!!
なのに今日に限って信号が青にならないんですけど!
まだ1つ目の信号なのに!早く青になって~~!!
私が焦っている手前、2つ目の信号の所に同じ学校の制服を着た男子生徒がのんびりと歩いていた。
...誰だろ?ていうか走らないと遅刻するよ...
あ!やっと青!
走れ!走れ私!!(メロス風)
私はのんびり歩いている男子生徒の隣を走り抜けた。
「あれ、古賀じゃん何走ってるの?」
誰なのようるさいわね!...うわ、最悪。
「は、林!あんた走らなくていいの?遅刻するよ!」
こいつは高校1年から同じクラスの林 雄成(はやし ゆうせい)。小型犬のような犬顔で、可愛い顔してるから、女子に群がられてる。けど私はこいつが嫌い!何でって...
「お前、何でポニーテールしてるの?どうした?まーるいお顔が丸見えでちゅよ~~」
カッチーン。
「朝から人の気分を害するのはやめてくれますか?別にあんたに関係ないでしょ」
そう。こいつは何かと私をムカつかせてくる。
「髪、前のやつに戻せよ。ア◯◯◯マンかよ」
まって、こいつ本当にムカつく!!
「うっさい犬ころ!!話しかけてくるな!!」
私は林を置いて走った。
ひどい。コンプレックスのことを言われるのが1番辛いのに。あいつは何にも分かってない。分かってないよ。
早く瀬原くんに会いたい。
...また、可愛いって言ってほしい。