好きが涙に変わって溢れてく。

確かめるように頬を撫でる魁の手をぎゅっと握り締めて、魁の体温を感じる。



ほんのり温かい魁の手は、生きている何よりの証拠。







恥ずかしいから、1回しか言わないよ?


でも私の気持ちは、このままずっと永遠だから







ずっとあなただけを見ていました。


あなただけを想っていました。


もう、あなたしか欲しくない。



想い続けてよかった。


諦めないでよかった。



3年越しの片想いは、報われたんだ……。












「好きです」







魁――


私は、ずっとずっと


あなたのことだけを――……











「今までも、これからもずっと、魁のことが大好きです……」











ねぇ魁。


笑顔見せてくれてありがとう。


きっと私たち、幸せになろうね。



あなたと一緒なら、世界で1番幸せになれる気がするから――……



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