好きが涙に変わって溢れてく。
幸せで満たされていく。
私の心の中は、あなたでいっぱいになる。
それが、すごく嬉しくてたまらない。
今、魁にキスをされたことも
今、手を繋いでいることも
“桜綾”って名前を呼んでくれることも
魁が私の隣にいることすら、夢のようで……
「ねぇ、魁」
もう二度と離さないよ。
やっと、私の想いが届いたから。
一生この恋を大事にする。
……約束するから、だから魁も
「ずっと、一緒にいようね」
もう、離さないでね。
もうどこにもいかないで。
私が生きていく為には、あなたが必要だから。
「照れてるーっ‼可愛い」
「バカっ!照れる訳ねぇだろ‼」
「え~だってさっきから顔真っ赤だよ?
…あっ‼そうだ彩葉たちに言いに行こっ!」
「っ!?……あっ、おいコラ待て‼」
「やだよーだっ」
こんな関係でも、楽しかったらいい。
全てが最高の思い出だから。
――あなたと一緒ならなんだって。
「ねぇみんな聞いてよーっ‼」
「わー‼桜綾ストップ‼」
……魁。
ずっと一緒に笑っていよう?
それで一緒に幸せになろう。
あなたのことが
世界一大好きだから。
――これからもずっと、永遠に……
-END-