好きが涙に変わって溢れてく。

諦めたくない‼






その日の夜は、魁にメールしなければ、魁からメールが来ることもなかった。



もう私への相談もなしになったのかな。

もしかしたら、2人でメールしているかもしれない。



ベッドに入りスマホを握りしめたまま、私は真っ暗な画面をじっと見つめたまま。



だけどしばらくすると、徐々に睡魔が襲い始めて私はいつの間にか眠っていた。










次の日、目を覚ました時はその体制のままだった。


「……朝か」


徐に指が動く。


意味もなく、新着メールがあるか確認をしていた。

もちろんメールはなし。



「起きないと……」


また、今日も学校か……


まだはっきりと意識が戻らないまま、私は制服に着替えて学校に向かった。






――――――――
―――――


今日は一段と溜め息が多い。


その理由は、今日の授業は明菜と同じ音楽の授業があるから。



瞳の話を聞いてもう関わりたくないと思っていたから、明菜と顔を合わすと思うと憂鬱になる。



だからといって避けるようなことは絶対にしないけれど、明菜の顔見ると絶対イライラしそうな気がする。

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