少年と少女 ~出会い~
そこには四人の男達。

「まだ小さいが顔は良いなー」


ヤバイ…


「家出でもしてきたか?」

「でも、こんな所にいるのは感心しねーなー」

「俺達と安全なとこ行こーぜ。」

男達はニタニタとした嫌な笑みを浮かべて迫ってくる。

「私、仲間が待ってるから…」

男達の脇をすり抜けようとしたが、腕を捕まれそのまま地面に投げ倒された。

「イッタ!何すんのよ!」

「まあ、ゆっくりしてけよ。仲間なんて本当はいないんだろ?」

私の上に一人覆い被さってきて身動きが取れなくなる。


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