紬ぎ、紡がれ、君に恋して。



「お前ら何やってんの?」





あ、山神先生・・・・!







「え、あの・・・ここってどこすか?」





恐る恐る私は先生に質問する。









・・・・・・・・・







沈黙が続いた。






「ぷっ・・・」



沈黙を破ったのは山神先生だった。








「ははははっ!ウケる。道に迷ったのか?お前ら方向オンチってやつ?」




ちょ、何この先生!!入学したての生徒を笑ったりして・・・!




間違いなんて誰にでもあることじゃん!!





「先生、私たちは入学したての一年生です。そこまで笑わないでください」


ゆらもどうやら腹が立ったようで、先生に文句を言った。








「ははははっごめんごめん。あと全然タメ口でいいから。先生と生徒ってなんか距離?みたいなのあるじゃん?そーゆーのだめだと思うんだよね」




いやいやいや。どこの学校もそういうもんでしょ!



・・・なんか知らないけどこの人が担任だと色々危ないって・・!




しかもこんなにイケメンなんだからその顔を生かして夜な夜な女遊びしてるに間違いない・・!






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