紬ぎ、紡がれ、君に恋して。
「んで、君ら教室には戻れる?」
意地悪なまなざしでこっちを見てくる先生。
本当にこの担任、無駄に顔が整っててムカツクな。
「なぁに~?相川さんそんなにマジマジ見てぇ~。照ーれーるー」
オネェ口調で先生は言う。
む・・・・。さっきから何なの本当!!
私とゆらはこの人のテンションに引っ張られてばかりだ!
「道はわかります。来た道戻ればいいだけだし。先生はもう行って大丈夫です」
「行こ。ゆら」
私はゆらの手を引く。
なんなのあの先生。馴れ馴れしくて・・・・変なの。