紬ぎ、紡がれ、君に恋して。

「ハハハハ！それいーなー！アイタク！今度からそう呼んでいいー？」




「・・おー！いーぜ！なんかキムタクっぽくてカッケーし」






どうやらアイタクこと会田君をはじめその他の生徒にも受けが良かったらしい。








すごいな。この先生。年齢の差があまりないからかすごい馴染みやすい。








そういうところだけは感心する。








そういうところだけは。










「んじゃ次ー2番の朝倉ー・・」









「ねえ、なんかこのクラスでよかったかもしれない」


ゆらが振り向いてそう言った。






「私もなんとなくそう思う。」











うんうん。なんか夢にも見た憧れの高校生活って感じがする。









私の運命の人も現れないかな・・・なんてね。