紬ぎ、紡がれ、君に恋して。
そして自己紹介はとてもスムーズに進み、いよいよ私の番になった。
「では、次。17番の鈴宮。」
「は、はい!」
「えっと、鈴宮 紬といいます。中学では女子バスケをやっていました。趣味は絵を描くことと天体観測です。あ、天体観測は父の影響で好きになりました。星の名前とか結構覚えてるんでわからない星とかあったら気軽に聞いてください」
う、う~ん・・・。短時間で考えた割には結構上出来だと思うけどなあ・・
チラ・・と先生を見る。
・・・・・え?
私は驚いた。
だって先生がものすごくキラキラした目でこっちを見ているから・・
なんか小学生のように好奇心に満ち溢れた眼差しなんだけど・・