紬ぎ、紡がれ、君に恋して。


「へー紬って天体観測が好きなんだね」



自己紹介も終わり、昼食の時間に入った。





そして私たちは屋上でお弁当を広げておしゃべりに花を咲かせているところです。









「うん、まあ、ね。ほとんど父の影響なんだけどね」







「へー。ってことはこんなでっかい望遠鏡とかあるわけ?」



ゆらが思いっきり手を広げる。ゆらの大きさの基準がいまいちわからない・・。






・・・・まあ、確かにそのくらいに大きいのが家にあるけど。





「あるよー。結構愛用してる。・・・それよりさ、ゆらも結構すごいよね?お菓子作りとバレエとか女子力高すぎ。」






「全然そんなんじゃないよ。好きで入ったわけじゃないし・・。親が女の子産んだら必ずバレエかハープやらせたいなっていうのでさー・・」




ハープってあのいい音色が鳴る楽器のことだよね・・。ど、どっちにせよ女子力がお高いこと・・・。






「あ、出し巻き卵二つあるしいる?」



「あーありがとー。あ、じゃあ私のもここから適当に取って」



「んじゃ、タコさんウインナーいただきます。」


















ガチャ。



誰かが入ってきた。
< 22 / 114 >

この作品をシェア

pagetop