さよならの前に。
そして、夜みんなが寝静まった頃。


満天の星の中、私はベランダである人に電話をかけた。


「久しぶり。松竹梅くんじゃなくて佑くんって呼ばせて?この電話を佑くんが聞いている頃私はもう留学先のフランスへと向かっています。直接会えなくて残念だったね。でも最後に一言だけ言わせて?楽しかったよ!ありがとう。そしてさようなら。」


そう言って私は電話を閉じ星空に向かっていった。



「大好きだった人」


私はまた部屋に行き眠りについた。
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