さよならの前に。

留学

次の日の朝。

「はぁー!起きた!って私やっぱり1番だよね」


我ながらにこの早起きぐせいいことだけどあまり嬉しくない。


お母さんはもう起きていてキッチンで料理を作っていた。


私の顔を見るなりお母さんはいつもの笑顔で私に声をかける。


「おはよう!美蘭!」


私はそれに応えるように笑顔で言った。


「おはよう!お母さん!」


未真も陸くんも玲も寝ていることを伝えると了解!と笑って見せた。


「頑張ってね?留学。ちゃんと連絡だけはよこしなさいよ!」


私はその言葉にうなづきお母さんに抱きついた。


相変わらずお母さんは温かい。
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