さよならの前に。
時間が経つとブーケトスの時間になった。


「それではブーケトスをしますので女性のことは前へ!」


司会の人が言うが私は前に行こうとしない。


すると佑に背中を押された。


「記念に行ってこいよ!」


意地悪そうに笑う佑に少し睨んで前に行く。


「それでは投げますね!」


そう言って未真の元から投げられたブーケは私の方へ来て腕へスポット入った。


「ナイス!美蘭!」


そう言って未真も佑も陸くんも笑っていて私もつられて笑った。


結婚が決まっていてもブーケトスを取れたと思うとまた自信がつく。
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