さよならの前に。
そして数日後。


「ウエディングドレス似合ってるじゃん!」


未真は嬉しそうにいう。


ずっと着たくて悩んで佑が決めてくれたドレス。


髪もアレンジしてもらった。


そして式場の入り口のところに行くと佑はいない。


先に奥にいるのだと思うとドキドキする。


海外出張のお父さんも珍しく帰ってきて結婚式には出てくれているので隣にいるのはお父さん。


「それでは新婦の入場です。皆様大きな拍手をお願いします!」


大きな拍手とともにドアが開かれた。

< 120 / 125 >

この作品をシェア

pagetop