さよならの前に。
「嘘…。」


席を移動する時間が私にはゆっくりに感じた。


「よろしくね!確か名前は西園寺 美蘭さん!」


そういった彼の顔は私の世界にいきなり差し込んだ光だった。


昼休みはいつも屋上で親友の春日浦 未真と食べている。


未真とはここの学園に転校してきて知り合って今では親友と呼べる仲にもなった。


私と性格が似ているけど断然、未真の方がモテる。


そして早速今日の出来事を話した。
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