さよならの前に。
その頃、陸と佑は。


試合の笛の合図がなり俺はさっきの言葉を考えていた。


あれ完璧俺告白してるじゃん。


でも嫌いって言われたな。どうして嫌われてるんだろう?


そのとき応援席から陸を応援する声が聞こえその方向を見ると陸の彼女の春日浦さんがいた。


でも俺はその人よりその横にいた西園寺さんに目がいった。


「見にきてくれたんだ。」


俺はそこからスリーポイントを決める。


するとかすかに彼女は笑ったように見えた。


必ず振り向かせるよ。いつかきっと。


そうして球技祭は終了し俺たちのクラスは優勝した。
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