さよならの前に。

亀裂の入る瞬間

夏休みも終わり無事に学校が始まったある日。


私は今、体育館裏に来ている。


漫画みたいだと思った。


「最近さ松竹梅くんと仲良いけど調子乗ってんの?」


「別に。」


今は3人の女子に囲まれている。


「もし松竹梅くんからあんたが離れないなら身近な春日浦 未真をターゲットにして嫌がらせするから。」


「未真は関係ない!!!」


するとそいつらは笑った。


「あんたが悪いのよ?球技祭のときで諦めればよかったものをずるずる仲良くして。」


「わかったから未真には手を出さないで!」


私の声は体育館裏に響いた。
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