さよならの前に。
玲くんに電話をする。


「お!美蘭ちゃん!どーしたの?」


私はその声を聞いて泣く。


「ねぇ来てって言ったら来てくれる?」


そう言った瞬間電話は切れた。


あーあ。玲くんにも嫌われたかな?


てか玲くんなんて気持ち悪いか。


次の瞬間、屋上のドアが開く。


「美蘭!!!」


そう言った彼はとても息が乱れている。


「な、んで…。」


「俺は美蘭ちゃんを幸せにしたいから!かな?」


そういう玲に飛び込んでいた。


「私終わっちゃった、、。」


それを聞いて玲は察したのか私を強く抱きしめていった。


「俺は離れないから。そばにいるから。俺のことだけみろ!」


その言葉に私ただ泣くことしかできなかった。
< 39 / 125 >

この作品をシェア

pagetop