さよならの前に。
「どこ行くの?美蘭?」


今日は玲の誕生日。


今日は京都に来ているけど見せたいものがあって散策してもうそろそろ時間見計らいある場所へ玲を連れて行く。


「言わないよ!」


そう言って連れてきたのは玲の言ってみたいと言っていた場所。


京都の街並みがよく見える丘。


「いいよ!」


そう言って目隠しをとってもらうと玲は目を見開く。


「え?まじ?」


私の顔と京都の町並みを見比べる。


すると玲は私を抱きしめて優しくキスをする。


「玲。お誕生日おめでとう!!あとこれプレゼント!」


それは玲がよく見ていた時計。


「美蘭本当にありがとう。愛してる。」


そう言ってもう一度優しくキスをした。


夜、私のいとこの家に泊めてもらうことにしていた。


手を繋ぎながら私たちは歩く。


「最高の誕生日だよ!って明日体育祭やん!」


「なんでいきなり関西弁なの?」


私は笑いながら玲に言う。


「だってついノリで笑」


私が笑っていると玲は私のあげた時計を見ていう。


「まだ東京に戻れっていうことで帰りますか!」


私たちは走って新幹線に間に合うように走った。
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