さよならの前に。
次の日の朝。


「うーん。玲。」


そう言って目をさますと自分の家にいた。


私は急いでリビングへ行きお母さんに昨日の夜のことを聞いた。


すると昨日夜遅いのに玲が私をおんぶして送ってくれたことを知った。


「玲くんならもう少しで家に来るんじゃない？」


そういうお母さんに私は急いでお風呂に入り朝ごはんを食べ髪の毛をアレンジして玲が来るのを待った。


ピンポーン


家のインターフォンを鳴らす音が部屋に響く。


するとお母さんが玄関を開くと今、1番会いたい玲の姿があった。


私は玲に抱きつく。


「美蘭！？どうしたの？」


「昨日はありがとうね！」


私がとびきりの笑顔でいうと玲は顔を押さえていう。


「美蘭その顔はずるい。ほら学校行くぞ！？」


そう言って私に差し出した手を私は握って学校へと向かった。
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