さよならの前に。
私は前に行く。


そして未来に言った。


「もうあなたの脅しには屈しない。あの時あなたは私に言うことを聞かないと未真にひどいことをするといった。私はそれが怖かった。」


するとそばに未真が来てくれた。


「私の親友鳴かせたことしっかり反省してもらわないと困るんだけど?卑怯な手は使うなって習わなかった?」


そう言うと未真は未来の頬を勢いよく叩いた。


静かなその空間にパチンと叩く音が響いた。
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