さよならの前に。
「私は恋愛はきっと世界が輝くいいことだと思います。でも脅したり卑怯な手を使うのは違うと思います。」


その言葉に涙をこらえながら聞く未来。


「それで?」


未来は笑いだした。


「あなたが言っていることは所詮偽善者よ。なんであんたなの?意味がわからない。私は全てを持っている私に足りないものはないのよ。なのにブスで地味なあなたをなぜ選ぶのかわからない。玲くんも佑くんも。」


きっとこれが彼女の本音だと思った。
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