さよならの前に。
冬休み私は進路のことで学校へ来ていた。


もう冬休み。きっと卒業までもあっという間なんだろうな。


「危ないっ!!」


後ろから玲の声が聞こえる。


上から降ってきたのは水。


「さむっ!!」


真冬に真水ってどんだけだよ。


「美蘭!大丈夫か?」


私の顔を心配そうに見つめる玲に言う。
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