さよならの前に。
その頃…リビングでは。


「こんな感じかなって陸!飾り付けはもっとこっち!」


私と陸で準備を手伝っていると美蘭のお母さんが話をかけてきた。


「未真ちゃん?陸くん?本当に美蘭のそばにいてくれてありがとう。あの子の笑った顔を久しぶりに見た気がするわ。」


そう言った美蘭のお母さんの顔はすごく嬉しそうだった。


「こんな素敵な友達がいたならもっと早く紹介してほしかったわ!そういえば今日うちに泊まっていきなさい?」


そういうわれ私と陸はうなづいた。
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