【完】キミは夢想花*


「どうも、あちらの者です」



〝あちら〟そう言われて私の中で、繋がった。



彼の...妖の世界の者だと。



でも...

どうして私の元に?



もう、金輪際関わりがないはず。



「蓮様をあちらの世界にご招待したく参りました」



結さんは私の心の中を覗いているかのように、疑問の答えが返ってきた。



そして、脳内で結さんの言葉を繰り返す。



あちら(妖)の世界にご招待...?



「嘘でしょ!?」



私を招待?は?この人は何考えてるの。



けれど、結さんは微笑むだけ。



どうやら、本気らしい。

< 104 / 202 >

この作品をシェア

pagetop