【完】キミは夢想花*
楽しい時は一緒になって笑ったり。
嬉しいときは一緒に喜んだり。
彼は、きっと重たい荷物を持っていたら半分を持ってくれて。
そして、空いたほうの手で、手を繋ごうと言うような人。
先を歩くんじゃなくて、肩を並べてあるくような。
一緒に1歩1歩進み、一緒に未来を見れるような。
そんな、温かい優しさを分け与えてくれる素敵な人。
私はいつの間にか、彼とこの先もずっと一緒にいるのかな。そんな思いを巡らせていた。
そう思い始めてからというもの、付き合うまでに時間は掛からなかった。
付き合ってからというもの、彼の笑顔をすぐ傍で見れることの嬉しさ。
彼に少しでも近づけたような気もした。
彼の存在は日を追うごとに、どんどん私の中で大きなものへと変わっていく。