【完】キミは夢想花*
それからというもの、私達は着々と結婚準備を行った。
お互いの両親に挨拶をすれば、みんな涙を浮かべ喜んでくれた。
そして、きちんと産みの親のお墓にも挨拶に行った。
当初は私だけが行こうと思っていたが、彼が一緒に行こうと提案してくれたのだ。
私達の結婚は、様々な人達に支えられ無事に行うことが出来た。
結婚してからというもの、慣れない家事と仕事の両立に悪戦苦闘。
それでも私が作ったご飯を、笑顔いっぱいで美味しいと食べてくれる彼の姿が嬉しく、ご飯支度も一所懸命頑張ることが出来た。
結婚してから5年たった今、私達の元には3歳の男の子と女の子の双子の子どもが家族に増えていた。