【完】キミは夢想花*
「蓮はなに味食べる??」
「んー...イチゴかなぁ」
さっそく学校の近くにあるアイス屋さんに来て、色とりどりのアイスを眺め注文する。
「亜子はなににしたの?」
「私はね、ヨーグルト味!食べてみる?」
亜子はそう言い、私にアイスを差し出した。
その時...
ポツ...ポツ......
雨が降ってきた。
「今日は晴れ予報のはずじゃなかったの!?蓮!とりあえず、あそこ入ろ!」
「う、うん!」
私達はアイスを持って、近くのお店の屋根の下に潜り込んだ。
最初は少ししか降っていなかったが、次第に雨は強くなっていく。