Des gouttes de larmes 〜涙の雫〜
ふぅ〜。やっと書類の整理終わった。
帰れる〜。




『お疲れ様でした〜』




そう、皆に挨拶すると、足早にロッカーに向かう。




ケータイをチェックするために。





しかし、新着メールなし。




さらに、新着メール問い合わせをする。




新着メールは0件です。




何やってんだ私。
変に期待していた私が恥ずかしい。




まぁこれが現実なんだろうな。




さっさと着替えを済ませて、職場を後にした。




あっ。ビール切らしてる。帰り、スーパー寄って帰ろ。




その時だった。




私のバッグの中のケータイが音をたてた。




新着メール1件




思わず、笑みがこぼれた。




メールの相手は誰かまだわからないのに。




たが、なんとも言えない自信があった。




from 翔




仕事お疲れ〜!もう終わったかな??
奈々ちゃん牡蠣好きなんだよかった(笑)
じゃあ善は急げって事で2月の第2日曜日何も予定なければ、開けてて!牡蠣小屋行こう!よろしくね〜。
雄大さんも行きたいって言ってたから、誰か誘っててね!




やっぱり、翔君からのメールだった。




私は立ち止まり、メールの返信をした。




お疲れ様!私、今仕事終わったところだよ。
うんうん!予定何もない!絶対行きたい(*^^*)
こっちも誰か誘っとくね^_−☆
楽しみ〜♡




最近の私では考えられないテンションでメールを返信した。




来週誰か誘ってみよう。




これが恋なのかわからないが、
少し翔君が気になってるのは自分でもわかった。




私の平凡な毎日が少し代わろうとしていた。
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