Des gouttes de larmes 〜涙の雫〜
『紀子~ほら飲めよ~。』
『当たり前だよ!このスパークリング美味しいね!』
『いいねぇ~飲むね~』
この学生のようなノリの飲み会は懐かしい。
もう何年もこんな感じで飲んでない。
そんな風に昔を懐かしんでいると、突然直哉君が、
『第一印象ゲームをしましょう!!!』
『おぉいいねぇ~!』
『やろやろ~』
第一印象ゲームも懐かしいな。お題があって、一番そう見える人を同時に指を指し、一番多かった人が罰ゲームと次のお題を決めるシンプルなゲームだ。
まぁ学生からまだ社会人にあがりたての直哉君は最近まで、してたんだろうな。
『じゃあ最初は言い出しっぺの僕がお題を決めます!罰ゲームはテキーラショットです!』
『うぇーい!!!』
マジか。テキーラとか久しぶりだぞ。
まぁこの人数だしそこまで飲むことはないだろ。
『じゃあ最初は手始めに、仕事がバリバリできそうな人!』
まぁさっきの話で私は誠也君即決だ。
『決まりました?いいですか?せーの!』
予想通り誠也君が大多数だ。
『俺?マジかぁ。』
『そりゃ誠也しかいないっしょ~』
翔君がケラケラ笑う。
『まぁ俺は翔は実力あるんだから、今年は誠也に負けないように頑張って欲しいかな』
雄大さんがすかさず、追い込む。
『じゃあ誠也さんテキーラ!!』
直哉君の一声で、誠也君がテキーラを流し込む。
『うぅ〜きくー!』
『おー誠也君かっこいい!!』
香織が手を叩きながら、珍しくはしゃぐ。
完全に香織は誠也君狙いだな。美男美女でお似合いですよ。頑張れ香織。
『じゃあ俺ね~お題はー1番遊んでそうな人~』
これも第一印象で翔君即決だ。
『せーの!』
翔君と里菜が3票ずつで同率になった。
『里菜そんなに遊んでないです~。』
『俺だってそんなに遊んでないって~』
里菜と翔君がぶーぶー言っている。
まぁ印象のゲームだから仕方がない。
『翔も里菜ちゃんもモテそうってことだからいいじゃん』
雄大さんがすかさずフォローを入れる。
さすが、一番の大人。
『まぁそういうことなら、悪い気はしないっす。じゃあ里菜ちゃん乾杯!』
『乾杯です~。。。。おいしくない!!!!』
場はまた盛り上がる。
『せっかくだから、里菜ちゃんお題を決めていいよ~』
『いいんですかー??えーと、えーと。じゃあ今日1番いいなと思った人で』
この女ぶっ込んできたなー。
これ本当に答えたら、相手にバレるから嫌なんだよなー。
嫌われたらどうしようとか変な事考えちゃうし。
どうしよう。
『皆さん決まりましたかー?嘘はダメですよ~』
里菜が煽る。
えーい。自分に素直になれー。酒の席だしどうにでもなれー。
『せーの』
私は素直な気持ちで、誠也君を指差した。
その誠也君はというと香織を指差していた。
香織も誠也君を指差していた。
なんだよー。ちきしょう2人は両思いじゃん。
私超恥ずかしいじゃん。 ピエロじゃん。
私が軽く落ち込んでると。ある事に気付いた。
ん?私に指差してる人いる。
あれ?飲み過ぎて酔っ払ってるのかな?
いや、間違いない私を指してる。
直哉君が私を指してる~。よっしゃ。
さっきの出来事は打ち消された。
結果は誠也君 私と香織の2票
里菜 翔君と雄大さんの2票
翔君 紀子の1票
雄大さん 里菜の1票
香織 誠也君の1票
私 直哉君の1票だった。
『翔~私の気持ちもて遊びやがってこのやろー!』
『紀子!お前は飲み友達としては最高だ!!』
2人でワーワー言い合っている。
『紀子さん僕だって誰も相手にしてくれなくて悲しいです』
そのうるさい2人にうるさい酔っ払いの直哉君が増えた。
3人になってワーワーからギャーギャーになった。
直哉君が私の事ちょっとでもいいって思ってくれた事はとても嬉しかった。
しかし、印象ゲーム。喜びすぎてはいけない。所詮はゲームなのだ。
『あっやばい、終電近くなってる。そろそろ解散しよっか。』
雄大さんが時計を見てつぶやく。
もう。そんな時間なのか。楽しすぎて、あっという間だった。
そして、私はグラスに残ったワインを飲み干した。
『西崎さん、今日ありがとね~。ごちそうさま。』
『翔いつも、ありがとうね。皆さんも本日はありがとうございました。また、遊びに来てください。』
やっぱ西崎さん超イケメン。完全に惚れた。
『皆さん今日はありがとうございました。家に帰るまでが、合コンです!気をつけて、帰ってください。解散!!!』
お店の前で気持ちよさそうに、直哉君が締める。
『じゃあね〜』
『またね〜』
JR組と地下鉄組で二手に分かれそれぞれの駅へと向かった。
『当たり前だよ!このスパークリング美味しいね!』
『いいねぇ~飲むね~』
この学生のようなノリの飲み会は懐かしい。
もう何年もこんな感じで飲んでない。
そんな風に昔を懐かしんでいると、突然直哉君が、
『第一印象ゲームをしましょう!!!』
『おぉいいねぇ~!』
『やろやろ~』
第一印象ゲームも懐かしいな。お題があって、一番そう見える人を同時に指を指し、一番多かった人が罰ゲームと次のお題を決めるシンプルなゲームだ。
まぁ学生からまだ社会人にあがりたての直哉君は最近まで、してたんだろうな。
『じゃあ最初は言い出しっぺの僕がお題を決めます!罰ゲームはテキーラショットです!』
『うぇーい!!!』
マジか。テキーラとか久しぶりだぞ。
まぁこの人数だしそこまで飲むことはないだろ。
『じゃあ最初は手始めに、仕事がバリバリできそうな人!』
まぁさっきの話で私は誠也君即決だ。
『決まりました?いいですか?せーの!』
予想通り誠也君が大多数だ。
『俺?マジかぁ。』
『そりゃ誠也しかいないっしょ~』
翔君がケラケラ笑う。
『まぁ俺は翔は実力あるんだから、今年は誠也に負けないように頑張って欲しいかな』
雄大さんがすかさず、追い込む。
『じゃあ誠也さんテキーラ!!』
直哉君の一声で、誠也君がテキーラを流し込む。
『うぅ〜きくー!』
『おー誠也君かっこいい!!』
香織が手を叩きながら、珍しくはしゃぐ。
完全に香織は誠也君狙いだな。美男美女でお似合いですよ。頑張れ香織。
『じゃあ俺ね~お題はー1番遊んでそうな人~』
これも第一印象で翔君即決だ。
『せーの!』
翔君と里菜が3票ずつで同率になった。
『里菜そんなに遊んでないです~。』
『俺だってそんなに遊んでないって~』
里菜と翔君がぶーぶー言っている。
まぁ印象のゲームだから仕方がない。
『翔も里菜ちゃんもモテそうってことだからいいじゃん』
雄大さんがすかさずフォローを入れる。
さすが、一番の大人。
『まぁそういうことなら、悪い気はしないっす。じゃあ里菜ちゃん乾杯!』
『乾杯です~。。。。おいしくない!!!!』
場はまた盛り上がる。
『せっかくだから、里菜ちゃんお題を決めていいよ~』
『いいんですかー??えーと、えーと。じゃあ今日1番いいなと思った人で』
この女ぶっ込んできたなー。
これ本当に答えたら、相手にバレるから嫌なんだよなー。
嫌われたらどうしようとか変な事考えちゃうし。
どうしよう。
『皆さん決まりましたかー?嘘はダメですよ~』
里菜が煽る。
えーい。自分に素直になれー。酒の席だしどうにでもなれー。
『せーの』
私は素直な気持ちで、誠也君を指差した。
その誠也君はというと香織を指差していた。
香織も誠也君を指差していた。
なんだよー。ちきしょう2人は両思いじゃん。
私超恥ずかしいじゃん。 ピエロじゃん。
私が軽く落ち込んでると。ある事に気付いた。
ん?私に指差してる人いる。
あれ?飲み過ぎて酔っ払ってるのかな?
いや、間違いない私を指してる。
直哉君が私を指してる~。よっしゃ。
さっきの出来事は打ち消された。
結果は誠也君 私と香織の2票
里菜 翔君と雄大さんの2票
翔君 紀子の1票
雄大さん 里菜の1票
香織 誠也君の1票
私 直哉君の1票だった。
『翔~私の気持ちもて遊びやがってこのやろー!』
『紀子!お前は飲み友達としては最高だ!!』
2人でワーワー言い合っている。
『紀子さん僕だって誰も相手にしてくれなくて悲しいです』
そのうるさい2人にうるさい酔っ払いの直哉君が増えた。
3人になってワーワーからギャーギャーになった。
直哉君が私の事ちょっとでもいいって思ってくれた事はとても嬉しかった。
しかし、印象ゲーム。喜びすぎてはいけない。所詮はゲームなのだ。
『あっやばい、終電近くなってる。そろそろ解散しよっか。』
雄大さんが時計を見てつぶやく。
もう。そんな時間なのか。楽しすぎて、あっという間だった。
そして、私はグラスに残ったワインを飲み干した。
『西崎さん、今日ありがとね~。ごちそうさま。』
『翔いつも、ありがとうね。皆さんも本日はありがとうございました。また、遊びに来てください。』
やっぱ西崎さん超イケメン。完全に惚れた。
『皆さん今日はありがとうございました。家に帰るまでが、合コンです!気をつけて、帰ってください。解散!!!』
お店の前で気持ちよさそうに、直哉君が締める。
『じゃあね〜』
『またね〜』
JR組と地下鉄組で二手に分かれそれぞれの駅へと向かった。