ヘタレな貴方と強がりな私


ん?とチケットをよくよく見ると
あるレストランのケーキバイキングの券だ


「どう?これなら行ける?」


そう聞いて来た莉子
莉子と仲良くなって
私は一度も莉子の誘いに乗ったことがない
何度断っても
莉子は必ず私を誘ってくれる
そんな莉子が私は大好きだ

いつも合コンや飲み会に誘われるが
今回はケーキバイキング
これは初めてだ


これなら…という言葉
それは莉子が私のために考えてくれた
結果だったのかもしれない


チケットを手に取り、備考欄を確認する
備考欄を確認してから
莉子に視線を戻した
莉子は私をじーっと見ている


『いいよ。いつにする?』


その言葉な莉子は嬉しそうに笑った

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